夏だ!出掛けよう。 「林本大さんと山本能楽堂」
2016/07/31 (15:00) | ワークショップレポート | 10th
夏です、みなさんお出掛けですか?中の人はドアーズ開催まで、講師のみなさんを訪ねて出掛けることにしました。本番の様子を見たリ体験してみたりと、一足お先にドアーズを楽しもうと思います。
本日はNo.53講師の林本 大さんが山本能楽堂さんでされている休日の朝の能講座「能活」に行ってみました。

能を実は見たことが無いのです。
でも「休日朝の1時間、1000円で受けられるのか・・・それはいいな・・!」と思って、ネットにあった「能講座」という情報だけを頼りに軽く申し込んでみました。
(チラシは今日貰ったもの。)
山本能楽堂に来るのも実は初めてです。
テクテクと谷町4丁目の駅から5分ほど、すぐの所にありました。
いい天気でしたね・・

能を全くご存じでない方、少し興味のある方、さらに奥深く知りたい方…。いろんな方に、休日の朝に学べる能のワークショップ「能活」のご案内です。能の中から1日1曲を取り上げ、その世界に触れながら、能のエッセンスを感じていただきます。 https://t.co/WOBFTvWaEA
— 観世流能楽師 林本大 オフィシャルサイト (@dainokai) 2016年4月24日
休日の朝に能楽堂とは、実に清々しくて良いです。
靴を脱いで中に入り廊下を抜けると、1階2階を吹き抜けにして作った客席付きの空間が。その空間の中に能楽堂がありました。
屋根の上に見える格子がもう天井で、手前に見える竹のすぐ内側が客席という臨場感です。
今日扱った曲は「大仏供養」という、源頼朝の暗殺を計画する平氏の景清(かげきよ)という人の話。
この景清は落語でも歌舞伎でもよく題材になる人、落ちぶれてもなお平家再興のため頼朝の暗殺を計画をしたのだとか。老いてからは「源氏の世なぞ見たくない」と目を潰したのだと、すらすら~~~~っと林本さんが説明されます。
(何でも知っていて凄いな・・・なんて感心しながら聞いていました)
林本さんがAM2時半に走り書きしたというレジュメを見つつ、目の前の能楽堂で能楽師さんたちによる実演を交えながら解説が。
知らないことばかりですが、大人になってからの勉強というのは気持ちがいいもので。
絵を描いている所はみんなで型をやってみた所です。合掌と泣く仕草をやってみました。
また立姿と着物が作るラインがとても美しかったのでした。
林本さんの解説は、笑いとメリハリがあって1時間はあっという間。
最後は能の殺陣を見せていただいて、宙返りのアクロバットからの背中からバッターンと倒れる若い能楽師さんの身のこなしに拍手したりと。
「足袋・・・滑らないのかな・・・・」なんて余計なことを考えているうちにもう終わりです。
そして林本さん。
本当に素敵な方です。みなさまぜひ会いに行ってくださいませ。次回のお出掛けもお楽しみに!
林本大さんのワークショップのお申込みはこちらから。
>> /10sche/item_1657.html
「謡い、舞って感じる 能の世界~初心者編~」
講師:林本 大(公益財団法人 山本能楽堂)
ジャンル 伝統芸能
日時 8月23日(火) 19:00-20:30
会場 芸術創造館3階
持ち物 動きやすい服装 (あれば)白足袋、または白靴下